1日を1秒に-業務自動化事例- Point：経理 効率化 Excel

1．背景：属人化と非効率に悩む日次業務

エネルギー業界におけるあるクライアントでは、毎日決まった形式で各拠点からのデータを収集・集計し、最終的に所定の報告フォーマットへ転記するという定型業務が存在していました。

一見単純に見えるこの業務ですが、

• 各ファイルの手動チェック

• 手作業での数式コピーと値の転記

• 集計時のルールのばらつきによる品質の不安定さ

といった問題が複雑に絡み合い、1回の業務に丸一日（約8時間）を要する状況となっていました。さらに、業務の進め方が担当者個人に依存していたため、他者への引き継ぎやチーム体制での業務遂行が困難という構造的な課題も抱えていました。

2．手法：EUC標準化で“ボタン1つ”の世界へ

xcpa合同会社では、当該業務を「ツール化」と「プロセス再設計」の両面から標準化・自動化するアプローチを採用しました。

具体的には、以下の2ステップでプロジェクトを遂行：

① 業務EUC（End User Computing）の構造整理・標準化

• 担当者ごとの独自仕様を洗い出し

• データ収集元やフォーマットの「統一」と「簡素化」を推進

• 複雑化していた集計ロジックを整理し、再利用可能な形へ整備

  
  

② Excel の機能最大活用による自動化ツールの開発

• 更新対象のファイルをあらかじめ接続し、読み込みから変換、集計までを自動化

• ボタンのワンクリックで、集計・転記・出力まで全自動完結するExcelツールを構築

これにより、誰が操作しても同じ品質・同じ結果を出せる仕組みが整いました。

3．効果：1日 → 1秒、属人化ゼロ、品質ブレもゼロ

本取り組みによる成果は非常に明快かつインパクトの大きいものでした。

1. 追加システム投資

   
   

   0円

   
   

2. 効果

Before	After
熟練担当者が8時間かけた作業	ボタン1クリック、所要1秒
担当者限定業務	誰でも実行可能に
ヒューマンエラー多発	エラーゼロに

このように、工数削減・属人性の排除・品質安定化の三拍子を同時に達成しました。

4．お客様の声

「1か月という限られた期間で工数が1秒になるという十分すぎる効果があり、驚いています。xcpa LLCの支援なくして実現はできませんでした」

Summary

xcpa合同会社の支援ポイントとその効果

xcpa合同会社では、「Excelを使い倒す」ことを前提とした、標準化ノウハウに基づいた組織一体・現場密着型の業務改革を支援しています。

組織が一体となり現場の事情に即した自動化アプローチで、明日からすぐに効果を実感できる仕組みづくりを提案しています。

「あなたの会社の“1日を1秒に”しませんか？」

財務経理業務効率化でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。お問い合わせはこちら